【懐古録】マレー鉄道シンガポール駅 その1:寝台列車でクアラルンプールへ行った話

こんにちは!
「次の訪星までは懐かしネタを書きます!」なんて言ってたのに、放置気味のまま訪星が迫ってまいりました(^^;
来週の訪星まで、ちょっとくらいUPできるかな?

今回は、2006年に初めてマレー鉄道でシンガポールからクアラルンプールに行ったときのオハナシ。

マレー鉄道シンガポール駅

そもそも現在はジョホールバルから延びるマレー鉄道の始発・終点がシンガポールのタンジョンパガーだったことをご存知ない方もいるかもしれないですね。

シンガポール駅(タンジョンパガー駅ともいうが、同名のMRT駅とは別物)はマレー鉄道で唯一シンガポールにあった鉄道駅で、2011年にその役目を終了。
現在も駅舎は残されており、たまに一般公開もされていましたが今後はMRT駅に改築される計画があり一般公開はひとまず終了している模様です。

2006年5月 マレー鉄道でKLへ

初めて訪れた駅舎は怖かった

後々廃線になるなんてことは全く知らない2006年5月、最初で最後のマレー鉄道シンガポール駅発着の旅に出ました。行先はクアラルンプール。

予めマレー鉄道のホームページで寝台列車のチケットを予約し、当日駅へ。

本当は美しいシンガポール駅の駅舎なのですが…

2011年4月撮影

初めて訪れたのが夜だったので、これが第一印象!

ナニコレ? 廃墟病院!?怖いよ~ ってなっちゃいました(笑)

中に入ると広いドーム型のコンコース。
チケットブースがあります。

奥に見えるのはフードコートです。

後から知ったことですが、列車の乗客以外にも近所の人たちに愛される駅の食堂だったみたいです。
廃線前に再訪した際写真を撮ったのでまた後々UPしたいと思います。

当時はシンガポール以外のアジアにほとんど行ったことがなく、この薄暗いシンガポールらしからぬディープな雰囲気が怖かったんですよね…。

かつて存在したおかしなイミグレーション

私たちが乗ったのは22:15の寝台。出発が近くなると、改札が始まりホームへ移動します。

かつてシンガポールからマレー鉄道に乗った人にはおなじみの光景なのですが、

シンガポール駅ホームにマレーシア入国審査があります!

ちなみに、まだシンガポールの出国審査はしていません(^^;

シンガポール国内にある駅ですが、駅自体はマレーシア政府系公社の所有であり運営をしていたのでここでマレーシア入国審査と税関を通過、列車で国境のウッドランズに移動してからシンガポールの出国審査をするという変則的な出入国が行われていたのです。

マレー鉄道二等寝台

なにはともあれ、列車に乗り込む。

ホームも暗くてすごく不安になった…。

さらに、入国審査あたりではバックパッカーっぽい欧米人も見かけていたのに彼らは一等に乗り込んだらしく二等寝台は我々のほかにローカルばかりといった様子でした。

こうして今見てみると綺麗で明るいし、カーテンもついていてなんも怖いことはないと思うのですが旅慣れてない当時は不安でした。

トイレは落下式で、「駅停車中は使用禁止」と書いてありました。

怖い思いがぬぐい切れないまま朝になり…

何とかKL到着。ほっ。

復路は昼特急でシンガポール

KLからシンガポールに戻るのは寝台でなく昼特急にしました。

「SINGAPURA」行14:15発です。

KLセントラルのホームはシンガポール駅に比べてだいぶ近代的。

ちなみにKL→シンガポールでは乗車時に出国審査はなく(まだまだマレーシア国内を走るので当たり前か)、列車内に回ってきた検査官にパスポートを見せて赤ペンで印をつけられたのみでした。

シブい行先方向板!

あんまり写真を撮っていなくて車内の様子はないのですが、車窓からはジャングルが見えてワクワクした思い出。

シンガポール駅に到着した時はもう夜。
ホテルに移動する前に駅食堂で食べたのがこのナシレマでした。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
もう二度と乗ることがないシンガポール・クアラルンプール間のマレー鉄道乗車記録でした。
「懐かしい!!」と思って下さる方がいれば幸いです。

2011年に廃業目前に控えたシンガポール駅を再訪し、じっくり構内を見学した様子はまた後日UPしたいと思います。

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