【懐古録】2007年8月⑰ さよならサムイ島！東南アジア4ヶ国旅・完

いよいよサムイ島最終日。
午後出発してシンガポールで乗継ぎ、オーストラリアへと戻ります。
ちょっと切なくなる、リゾートホリデーの終焉です。

Contents

1 日程
2 最後のビーチは満喫できなかった
3 ◆マクドナルドのサムライポークバーガー
4 サヨナラMagic Light Bar
5 リゾートヴィラのようなサムイ空港から一路シンガポールへ
6 ◆バンコクエアウェイズ機内食 USM – SIN
7 2021年の私から
8 2007年8月の旅

日程

2007年8月17日～27 日
8/17 – 19 ホーチミン
8/19 – 22 シンガポール
8/22 – 27 サムイ島
この記事は11日目・8月27日

最後のビーチは満喫できなかった

最終日、最悪の二日酔いで目を覚ます…( ;∀;)
そう昨夜は最後だったから、連日1人飲みで通っていた「Magic Light Bar」の女の子たちにお別れしに行ってみんなにおごってゲームして2時まで飲んだのだ…。

どんだけ飲んだかというと、終盤に席を立ってトイレに行ったら座ったまま眠ってしまい「ドンドンドン！お店閉めますよ～～」で起きたというね。

もう朝から気持ちが悪くて最後のビーチも、ただ見に行っただけで水に入る元気などなかった。

困ったもんだ…。

◆マクドナルドのサムライポークバーガー

連日飲んでたMagic Light Barってのは、つまりは別に女1人だろうがカップルだろうが誰でも入れるには入れるけど要は男性外国人観光客向けのガールズバーってやつだったのね。そこではNちゃんというタイ人女子がいつもお酒作ってくれて一緒に飲みながらガールズトークしてたけど、もしかしたらもう一生会わないかもなぁと思うと寂しくて「空港行く前にまた顔出すね」と言って昨晩別れた。

しかしとてもじゃないけどまだバーになんて行く気分じゃないから（酒の匂い嗅いだだけでヤバそう）、チャウエンの街をしばしボンヤリ歩きに行くことに。

お店の前とかでフツーに犬が寝ているのも、タイの風景って感じよね。

ようやくちょっとは食べる気になって、マクドナルドに入ってみました。

やっぱり二日酔いにはジャンクだね。

ここで食べたのは「サムライポークバーガー」というもの。
「日本っぽい名前だけどタイ限定？トライしてみたいわ～」と思って食べてみると…

甘辛いソースにマヨネーズ…なんか懐かし…あぁ、これてりやきマックバーガーだ！！
タイではサムライポークバーガーっていうんだね。

サヨナラMagic Light Bar

空港に向かう1時間前くらいになってようやく胃も落ち着いてきたので、毎日通ったMagic Light Barに行って1人で開店準備してたNちゃんに挨拶がてらパイナップルジュースをオーダー。

「昨日飲み過ぎたから」って言ったらNちゃんは大きく頷いてました(^^;

何か昼間にここにいるのも変な感じ。

「エライね、ここの子たちはみんなちゃんと英語話せて。私はオーストラリアに住んでるからそこそこわかるけど、日本人は学校で勉強しててもあんまり話せないよ。どうやって勉強するの？」
って、聞いたら「Book」だって。
基礎は学校でやるけど、後は本とお客さんとの会話だそーです。発音がよかったり難しい単語知ってる訳じゃないけど、聞き返したりすることもなくとってもスムーズに喋るのよ。
確かにこの島じゃ英語話せないと食ってくの大変なんだろうな…。

この島に来て毎日必ず見かけたのがタイ人の若い女の子を連れた欧米のオッサン（50～60歳くらい）。1-1だったり、2人ずつのグループだったり。

最初は「昼間のレストランとか観光地でも見かけるし、なんか不自然…」と思ってた。
これは他の国では見なかったことなので印象深かったなぁ。概して女の子たちはごくごくフツーの見た目で、特別ギャルっぽい感じもなく、リッチそうでもなく、ほんとに普通の女の子たち。

見たところいイカガワシイ店もチャウエンでは見かけなかった気がするのだけど…と思っていたけど、ある晩私がここのカウンターで飲んでた時に隣に独りで座ったオーストラリア人男性がお店の女の子と最初は「なんか飲む？」で始まり2人で仲良く飲んでたと思ったら…

いつの間にか消えていった･･･

ちょっとしてから奥から女の子だけ出てきて、他の子と話してまた消えてった･･･。

そうか、別にイカガワシイ店じゃなくても、ここでは簡単に女の子買えるのかも知れん･･･。それでタイ人の女の子連れているオジサンが多いのか。女の子にとっても、特別なことじゃないのかな？
Nちゃんもそうなのかな･･･、とまぁそんな野暮なことは聞かないけどさ。

Nちゃんは私の隣にちょこんと座って話してたけど、いつの間にか席を立っていなくなってた…と思ったら隣の屋台からビニール袋抱えて帰ってきた。
それを私に渡して「これ･･･おなか空いたら食べてね」ってバナナを1房くれたよ(*’▽’)

「ありがと！これは私からプレゼントだよ！」って、現地の人へのバラマキ土産として持って行ってた金魚の絵がついてる日本手ぬぐいを渡したら「コップンカー!」と手を合わせて喜んで、嬉しそうに広げてみたり、新しい繊維の匂いをかいでみたりしていた。

そのうち私の胃もだいぶ気分が良くなってきたので、「じゃー最後の最後だからいつも飲んでたバナナダイキリ」と、ラストカクテルをオーダー。

なんだか、ずっと前からここに通ってた気がするなぁ。でもたったの数日間の出来事だったと思うと不思議だったり寂しい気持ちがしたり。
夜になったら私はもうここにはいなくて
また新しい旅行者達がここでお酒を飲むんだなぁ。

リゾートヴィラのようなサムイ空港から一路シンガポールへ

名残惜しいMagic Light BarとNちゃんにお別れして、ホテルにスーツケース取りに行ってそのまま空港へ。

「別にそんな情報はいらないよ」って言われちゃうかもしれないけど、バナナはオーストラリアの入国時に廃棄しなければいけないのでサムイ空港で食べる分だけ房からもいでホテルのドアマンにあげました。

来た時は夜だったからあまりわからなかったけど、サムイ空港はリゾートヴィラみたいな建物。

搭乗クラス関係なく軽食を出してくれるカウンターもありました。

この雲、椰子の木がいかにも南国で。

離れるのがますます寂しくなる。

◆バンコクエアウェイズ機内食 USM – SIN

かわいらしいカートで移動してタラップで機内へ。

やはり帰りもアジア人乗客がいない(^^;

あんまり印象がない帰りの機内食。

メインなんだ？チャーシューみたいに見えますが…。ごはんはカレー風味かしら。
覚えてない。
サラダはポテトだろうけど、デザート何だろう。パイナップルと何かのフルーツを入れたゼリーかな。

シンガポールでは2時間くらいの乗り継ぎだったので特に何もせず空港で過ごし、深夜便でオーストラリアへ。（機内食写真なし）

ずいぶんと長い冒険のようなホリデーでございました。

2021年の私から

いや～、シンガポール以外の国の旅行記も含めたはいいけど、ちょっと長編過ぎましたな(^^;
でもふり返ってみてもこの旅ではシンガポールはおまけ的な感じで、初めての訪問だったベトナムやタイの方が強烈に印象に残っています。

ホーチミンにはそれから2回行って、最後に訪れたのは2016年。この2007年よりはかなり発展して大きなビルも沢山建ってだいぶ旅行しやすくなっていたイメージです。だからこそ2007年に行けたのはすごく貴重な体験でした。
特に、物乞いの小さい女の子達や道で観光客に寄付を求めて立っている足がなかったり顔が崩れたりしている人達を見たのは平和ボケしている自分にはカルチャーショックで、当時はベトナム旅行が日本人の間でポピュラーになってきていたけどまだ戦争の爪痕も多く残っているのを感じましたね。

サムイ島のMagic Light Barで毎日一緒に飲んでいたお店の女の子・Nちゃんは、その後何度かメールでやり取りした後Facebookでつながって今でも直接のやり取りはほぼないながらも近況をたまに見てる。私がサムイ島に行った2～3年後位だったか、おそらくお客さんだっただろうだいぶ年上の白人男性と結婚してイギリスに移住して今も元気にしています。結婚してすぐ娘ちゃんも生まれ、今ではその子もティーンエイジャー。

サムイ島にはたまに帰って長く滞在もしていたみたいで、私が2016年の東南アジア一周した時に帰っていればスラータニーからフェリーでサムイに行こうと思ったけど、Nちゃんは残念ながらイギリスにいたので再会ならずでした。

ちなみにMagic Light Barはその後に閉店してしまったらしく、ネット上にも全く情報はないけどあの楽しく飲み歩いていた数日間のことを今でもたまに思い出します。