ブーゲンビリア咲くシンガポール日本人墓地公園で先人を偲ぶ

 

毎年必ず訪れていたシンガポールだったのに、世界的な新型コロナ感染症の流行で3年弱も行けない時間が続きました。やっとコロナが落ち着いてきたと思ったら今度は戦争…
平和に生きられることって実は簡単なことじゃないのか…と考えさせられることが多い期間でした。

そんな中やっと再訪することができた今回は、改めて戦争関連の場所を訪れて平和への思いを心に刻んでおきたいと考えてました。その中の一つがKovanの「日本人墓地公園」(Japanese Cemetery Park)

1891年に作られた墓地で、現在は公園となっています。
シンガポールで事業をしていた人、からゆきさん、戦死した兵士など多くの日本人のお墓があります。

私は2014年に訪れて以来2回目。

観光局の紹介もご参照ください↓
日本人墓地公園 – Visit Singapore 公式サイト

大きな道路「Yio Chu Kang Road」から高級住宅街へ入っていったところにあり、入口左手にはお地蔵さんが並んでいます。

右を向くと椰子の木やブーゲンビリア等、南国の樹木に囲まれて日本式の墓石が並ぶ。

墓地公園の全体図です。

こちらの墓地公園は現地日本人会によって管理されています。
1973年に埋蔵禁止令が発行されて以来は”墓地公園”として存続が許可され、周辺住民に忌み嫌われないように清潔に管理に努めていらっしゃるとのこと。

墓地とはいえ清々しい空気の公園で、犬の散歩や朝のウォーキングで場内を歩いている人もちらほら見かけました。

ブーゲンビリアのアーチが美しい。

ここでよく現地の若い子達がインスタ用写真を撮っているみたい。

こんな立派な御堂もあります。

お墓もいくつか説明書きのあるものがあるので、「昔こういう方が日本からシンガポールに渡ってきたんだなぁ」と思いながら場内を巡っていきます。

からゆきさんの小さなお墓。

祖国から連れてこられて貧困や病気に苦しみ、故郷に帰ることなく亡くなってしまった方も多い。
無念だったでしょうね。

こちらは戦死した方々のお墓。

この方々の思いを無駄にしてはいけない。

説明書きを見ながら1周して30分位だったかな。
雨が降り出してしまったこともあり後にしました。

個人的に思うことですが、開かれた公園でもあるしそんなに難しく考えずに何かのついででもいいし、観光のひとつとしてでも、お墓詣りとしてでも、一度行ってみてほしいなぁと思います。
自分と同じ日本人が訪れて手を合わせてくれたら故人もきっと嬉しいんじゃないかな…と私はそう思って、また何度かシンガポールに通ううちに訪れたい場所であります。

ちなみに、ここはセラングーンガーデンFCでパン食べた後に来ました。
歩いて20分弱位ですが道もわかりやすいので腹ごなしにちょうどいいくらい。
移転後のSong Keeフィッシュボールヌードルからも15分位で歩けると思います!

朝から歩いて喉が渇いたのでスポドリを買いました。
自販機と、ベンチも場内にあるので腰を下ろして休めます。

自販機はPOKKAだった(^▽^)/

Japanese Cemetery Park
825B Chuan Hoe Ave

私は今回147番バスでBef St. Helier’s Aveで降りセラングーンガーデンFCに行った後歩いてきましたが、ここを目指してくるならば1つ先のAft Srangoon Ave 1で下車が近いです。
前回はMRTをKovanで降りて歩きました。

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