シンガポールのシーク教寺院を見学してみました @ Silat Road Sikh Temple

多民族・他宗教国家のシンガポール。
中国寺院やモスク、ヒンズー寺院はガイドブックにも載っていて日本人も多く訪れていますが、「シーク教」の寺院のことはあまり書かれていません。
アウトラムパークの外れにシーク教寺院があり見学可能と知って、今回行ってみることにしました!

訪問日

2019年10月17日(木)11時ごろ
この日の旅日記はコチラ→

Note

シーク教とは

「シーク教」というと、頭にターバンを巻いたインド人を思い浮かべる人が多いかと思います。(私もです) でもそれ以外のことを何も知りません(^^;

訪星前に子供向けの簡単な本で調べてみたところ、その特徴として

  • 16世紀インド北西部で誕生した宗教
  • ヒンズー教、イスラム教の影響を受けている
  • カースト制度を否定し、人々は平等だと考える
  • 必ずターバンを巻くわけではなく、寺院でバンダナやスカーフで髪を隠す人もいる

ということでした。

またインターネット上でも調べてみると、こちらのサイトがとても分かりやすく解説していたのでご参照下さい。

他の宗教にも寛容的で、異教徒であっても快く受け入れてくれるとのことだったので、それを信じて見学に行ってみます~!

シーク教寺院の場所

私が訪れたのは「Silat Road Sikh Temple」というアウトラムパークの先にある寺院です。おそらくシンガポールではこちらが一番有名。

シンガポールジェネラルホスピタルの向いですね。
私はタンジョンパガープラザから徒歩で行ったのですが20分位かかりました。
MRTアウトラムパーク駅からでも15分位かかりそう。

タクシーを使うか、Jalan Bukit Merah沿い寺院の近くにバス停(Blk 149)があるのでバスがイイと思います。
No. 120 147 167 197 961 961M が停まるようです。

外観

こちらは反対側のバス停から撮ったもの。

真っ白で美しい寺院です。

雲のない青空だったら白が映えそうですね!

こちらが入口です。

受付

門を入った正面が礼拝堂になっているのですが、右手に受付があります。
見学可とはいえ、観光客特に日本人がしょっちゅう来る場所ではないと思うので緊張します…。

私はラッキーなことに上の写真に写っているオジサンが「見学かい?どうぞどうぞ」と招いてくれたので、緊張が解けました。 (ほんとに異教徒にもオープンなんだなぁとこの時点で納得)

入口付近に下駄箱があるので、まずは靴を脱ぎます
髪を隠すものが必要なので、スカーフ等を持って行くか受付でバンダナを買います。($1.00)

こんな感じのロゴ入りバンダナ。

後は「ご自由にどうぞ」って感じでした。 特に入ってはいけないところとか、注意はないとのこと(^^;
受付付近に、シーク教の案内パンフレット的なものがあるらしいのですが、もらい忘れてしまった。

招き入れてくれたオジサンは「11:30から”マカン”(食事)だから食堂に来なさいね~」と言い残して去って行きました。

そう。シーク教寺院では朝昼晩(こちらの寺院の場合)施しの食事があるのです。
いったいどんな感じなんでしょうか。それはまた次回レポで。

ところで入場の服装についてこんな注意点があります。

  • シャツのボタンは留める
  • 帽子はダメ
  • 髪は一部だけでなくすべて隠す
  • スポーツウェアNG
  • 女性の膝上ボトムNG

ちなみにこの日ウッカリ膝が出るハーフパンツ履いて来てしまったのですが、何も言われませんでした。
でも寺院に来ることがわかっていたんだから、きちんとした服装は心がけておきたいところですね。反省。

いざ寺院見学

正面の礼拝堂のお隣には小さながありました。

中には小さな炎がともっていました。
燃料はギーと思われます。

入口正面の礼拝堂に入ってみました。

中央の祭壇を遠巻きに囲むように皆さん座っておられます。
特にお祈りや瞑想をしているというよりは小さな声で話したりリラックスしているように見えました。

私もしばらく端の方に座って過ごしました。

次に、本棟(?)の2階へ。

こちらはもっと広い礼拝堂

私が上がって来た時には数人の方が、やはり座って過ごしておられました。

私もまた少し遠いところに腰を下ろしてしばらくこちらで過ごすことにします。

たまに下から上がってきた方が祭壇の方に行ってお祈りをしたりお賽銭を入れたりして去っていきます。

祭壇でのお作法がわからなかったので、周りに人がいなくなったところで近づいて自分なりのお祈りをしてお賽銭を入れました

華やかですね。

奥には小部屋がありましたが、入っていいところではなさそうだったので見ただけ。

この広い礼拝堂はとても静かで涼しくカーペットも綺麗で、しばらく眼を瞑ってみたりして過ごしました。不思議なことに少し気持ちがリフレッシュされたような気がします。

初めてシーク教に触れる機会で、しかも1人(さらに他に見学している観光客もいない)だったので大変緊張しましたが、こうして貴重な経験ができて思い切って入ってみて良かったです。

この後は施しのランチを頂きに食堂へ行ってきます!
次回のレポをお楽しみに。

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シーク教寺院にて施しの昼食をいただく @ Silat Road Sikh Temple

 

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