チャンギ・チャペル&博物館で平和を祈念する

訪問日

2015年8月21日(金)

Note

チャンギビレッジから2番バスで中心部に戻る途中、コチラに寄りました。

チャンギミュージアムです。

チャンギ、というと明るい国際空港のイメージですが、その歴史は日本の占領時代に海岸で虐殺が行われたり捕虜の収容所があったりと明るいものではないんですよね。

そんな日本占領下のシンガポール(昭南島と呼ばれていました)の苦悩を展示しているのがこちらの博物館です。元々捕虜収容所だったところで、内部にあるチャペルは捕虜達が自ら作ったものを今も残しているのだそう。
昨年の日本人墓地もですが、やはり何度もシンガポールに足を運ぶ日本人として一度はこういうところに、特に今回は戦後70年の8月に訪星だったので行っておこうと思いました。

入り口。

奥に見えるのがチャペルで、それを囲むように左右に展示ホールがあります。
入場無料で、展示ホールは撮影禁止。
訪れている観光客のほとんどが欧米人でした。

展示の内容は、現地シンガポール人と捕虜に対して如何に日本軍が酷い行いをしたかということ。なんか見始めた途端に涙が止まらなくなってしまい、ホールのベンチにしばらく座って少し落ち着いてから閲覧再開しました。化粧落ちるし、つけまつげも片方どうしても見つからず(笑)、やはりこのままウッドランズに行くことにしなくて良かった。二度とこういうことがあってはいけないな、っていうのと、こういう歴史があるにもかかわらずいつもシンガポール(人)は暖かく迎えてくれるのが本当にありがたい。そんな気持ちでした。

全部の展示を見てからチャペルを見に行きました。

日本人学校や、日本の小学校などから寄贈された千羽鶴。

ロウソク1本を灯して、後にしました。

 

シンガポールの他の戦争関連施設への訪問はコチラをご覧ください。

Changi Chapel & Museum
1000, Upper Changi Road North
9:30am – 5:00pm
無休

コメント

非常に同感です。
娘が小中学生の頃は、シンガポールは戦争での日本人の気がおかしくなったような行動を肌で感じることが、旅行の目的でもありました。
今日、メルボルンの平和メモリアルの建物に行きました。やはり、心が痛くなりました。
戦争を起こすのは、人間の弱さや、愚かさでしょうか。ちっとも賢くならないですね、人間って。今は平和でも、そのうち海外旅行ができない時代も来るだろうと思ってしまいます。残念です…
By lovehorseさん

>lovehorseさん
そうですね。人間はこんなに長い歴史を持って学んできたはずなのに、今もなお戦争を繰り返してしまうのは悲しいことです。
このチャンギミュージアムと、それから以前ホーチミンでも戦争証跡博物館に行きましたが居た堪れない気持ちになりつつ、やはり恐ろしさを肌で感じられる場所に行って良かったなと思います。
お嬢さんにも小さい頃からそういったことに触れさせるのはとても良いことですね。
ここ数年で日本人のシンガポール人気はすごいことになってますが、MBSだUSSだでキャッキャもいいけどやはりお邪魔する国と自国の歴史は少しでも知っておくべきだと思いますね
By una

 

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