シンガポールの”テイクアウトカップ”金魚袋ジュース

訪問日

2008年12月

Note

カラフルなプラスチックのひもを通したビニールの、いわゆる「金魚袋」

縁日の金魚すくいで金魚を取るとオッチャンが入れてくれるアレです。
(今でもアレに入れるのかな?そもそも金魚すくいってまだあるのかしら)

シンガポールでは金魚袋が大活躍!
ジュースのお持ち帰りはコレに入れてくれます。

日本人にはこれに飲み物を入れるっていう感覚がないので最初は「エッ?!」と思いましたが、シンガポールではメジャーなお持ち帰り容器なんです。

ジュースやコーヒーだけでなく、スープ系を入れる場合もありますね。
ラーメンみたいな汁麺を入れて持ち帰りすることも…。

シェントンウェイのオサレOLさん達だって、近くのホーカーでテイクアウトした金魚袋をオフィスに持ち帰るんです。
バスやタクシーの運転手さんが傍らに金魚袋コーヒーなんかをひっかけながらお仕事しているのも見かけます。

そんなのに慣れてないこっちは「漏れ出さないんか…?」と心配にもなりますが、問題ないみたいですね。

上の写真は、確か「Haig Road Food Centre」にあるお店でジュースをお持ち帰りした時に入れてくれたものだと思います。

カップに入れてくれるところも多いのですが、この「金魚袋ジュース」こそTHE シンガポールなのでコレでお持ち帰りしたい! ホーカーでジュースを持ち帰りする時は周りに金魚袋ジュース持った人いないかキョロキョロしてしまう(^^;  そのお店で買いたいですから(笑)

ちょっと話がそれますが、シンガポールでお持ち帰りといえば”油紙”もよく使われていますね。 片面がツルツルと水をはじく構造になっている紙です。

フライドヌードルだったり、エコノミーライスだったり、油紙の上にパパっと盛って包んでゴムで留めて渡してくれます。

ちなみにフライドホッケンミーならば「opeh leaf」(betel nut palm = ビンロウ)という葉っぱに包んで持たせてくれるお店もあり、葉の香りがしみ込んだホッケンミーがまた味わい深くなるといいます。
リトルインディアではバナナの葉っぱをお皿替わりにするインド料理レストランもあるし…。日本でいうところの、竹の皮でおにぎりを包んでお弁当にする…みたいなものでしょうか。

ドリンクカップもプラスチックのコンテナもゴミになると結構かさばりますよね。金魚袋や油紙、葉っぱで包むとゴミも捨てやすいし良いなぁと思うんですが、シンガポールでも最近はプラスチック容器でテイクアウトが主流です。

絶滅危惧種の「金魚袋ジュース」ですが、見かけたら是非トライしてみてくださいね。

(2019.1.17 加筆修正)

 

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