追憶のタングリンホルト・フォトコレクション（再開発進むTanglin Halt Marketとその周辺）

MRTコモンウェルス駅近くのTanglin Halt エリアは、現在再開発の為HDBや施設の立ち退きが進んでいます。
古き良きシンガポールの面影を残した風景がなくなってしまう前に、写真に残しておきました。

訪問日

2022年6月8日（水）及び11日（土）

Note

マレー鉄道廃線跡ウォーキングの中間地点として、今回の旅で2回訪れたタングリンホルトですが実は今までは機会がなく初めてだったんです。
歩いてみるとノスタルジックな風景が素敵で、もっと活気がある頃に一度来ておけばよかったと思いました…。

このエリアで撮った写真をご紹介したいと思います。

Tanglin Halt Market

まずは豆乳を飲んだり、ピーナッツパンケーキを食べた「タングリンホルトマーケット」。

マーケットを外から。

この看板が目印です。

ホーカー部分はおにぎりのような形。

ここのマーケットは、閉業するまでにはまだもうちょっと猶予があるみたい。
シャッターが閉まっているお店も多いけど、看板まだしっかりあるしシャッターが少し開いてるので営業時間的なものと思われます。

ウェットマーケットの方も行ってみました。

8日(水)に来た時は昼過ぎだったからほぼ閉まっていたけど…

11日(土)の朝に来た時は沢山の人が買い物してましたよ。

ここはまだしばらくは活気ある様子が見られそうです。

マーケット周辺のノスタルジック物件

マーケットの周りも歩いてみよう。

左がタングリンホルトマーケット、47と掲げてるところは小さなコーヒーショップやお店が並んでいます。
背景の高層HDBは、まだ新しいんでしょうね。

blk47の「Guan Kim Restaurant」

すごくいい雰囲気…

こういうお店もどんどん減ってきているんだろうな…。

使い込んだ食器類や炊飯器、鍋…。
テレビもかなり年季入ってそう。

こちらはチキンライスのストール。

こちらは反対側、blk49。

こういうお店どんどんなくなってしまうんだろうか。

blk49にもコーヒーショップがあります。

カレーやキャロットケーキのストールがあるのね。

こういう昔ながらのコーヒーショップ。
いい雰囲気なのにな～。

Tanglin Halt Food Centre （閉鎖）

タングリンホルトマーケットから道を挟んで反対側には「Tanglin Halt Food Centre」(タングリンホルトフードセンター) がありました。

訪問時(2022年6月)はまだ営業していたけど、現在は閉鎖しています。

7月末で全てクローズし、マーガレットドライブFCにお引越ししたらしい。

六角形が３つ集合しているような形のおもしろい建物です。

この時既にクローズしているお店も多かったみたいで、全体的に活気はなかった。

記念に何か食べておけばよかったかしら。

建物の中心部はこんな感じ。

時間が中途半端だったこともあるけど、お客さんも少ないね。

寂しいなぁ。

この辺はもうみんな撤収しちゃったのかな。

Tanglin Halt のHBD

マーケット近くのHDBもだいぶ立ち退きが進んでいるみたいで、全然生活感がなかったです。

そんなに古いようには見えないけど、実は古いのかしら。

全然人がいない！

こういう物干しはシンガポールで初めて見たかも。

ドアは閉ざされたまま。もう開くこともないのか…

かつてはアンコーが集まっておしゃべりしてたんだろうな～

おっ、誰かいる。

手袋と靴下をはいたネコさん。

このかわいい低層HDBはblk71～73
この建物の奥がマレー鉄道廃線跡(レイルコリドー)になってます。

赤い三角屋根と窓の縁取り。

ここも取り壊してしまうなんてもったいない。

自転車が置いてあったり、たまにポツンと洗濯ものが干してあるのを見かけたけど全然人は見かけませんでした。

ネコさん、人間がいなくなっちゃって寂しいねぇ。

という訳で、そのうちなくなってしまうタングリンホルトの景色でした。

ホーカーが建て替えられて綺麗になって、小汚いコーヒーショップがオシャレカフェになって…
昔ながらの街並みが消えて行ってしまう。
まあそれが時代の流れなんでしょうけど…　こういう古い景色が全然なくなってしまったら少なくても私のシンガポールに行きたいモチベーションは落ちていくだろうなぁなんて思いました。

マレー鉄道廃線跡ウォークのついでに…
マーケット閉鎖と同時にお店をやめてしまう予定のピーナッツパンケーキを食べに…
この景色が失われてしまう前に、機会があれば訪れてみてほしい場所です。