マレー鉄道廃線跡ウォーク2023後編 :ブキパンジャンから”ゴール”国境の街ウッドランズまで

”マレー鉄道廃線跡を歩きシンガポールを縦断する” プロジェクト(大袈裟)の完結編です。
ブキパンジャンからシンガポール北端のウッドランズを目指します。

【ここまでの軌跡】
2022年:①ブキティマからコモンウェルス②コモンウェルスからタンジョンパガー
2023年:③ブキティマからブキパンジャン

訪問日

2023年10月22日(日) 朝
この日の旅日記はコチラ→ 

コースの概要

最終章となるこの日に歩いたのはブキパンジャンからウッドランズ(正確にはクランジ)までの約6km。

上手くマップで経路が設定できなかったのですが、上の地図でクランジからピョコンと出ている道は実際には経路には含まれません。(いや、歩いたには歩いたんだが…詳しくは後ほど)

ブキパンジャンからターフクラブジャンクションまでを順調に歩く

というわけでおはようございます @ MRT Bukit Panjang駅
2日前にゴールした場所です。

8時15分頃到着し、早速歩き出しました。
Choa Chu Kang Rd(チョアチューカンロード)を渡ります。

「Junction 10」というショッピングセンターを越えると左手に公園(Pang Sua Park)があり、そこを突っ切るような形でレイルコリドーが延びています。

この辺はウォーキングに行くと思われる人々が結構いました。

公園内にレイルコリドーと並行して川?用水路?沿いを歩ける道があるので私はそこを歩いてみたのですが、誰もいないし道も悪い( ;∀;)

やがて舗装されてないグッチャグチャの土になってしまった。
対岸の遊歩道は多くの人がウォーキングしてるのですが、こちら側は誰もいなかったよ…。

この道から、レイルコリドーへ軌道修正。

いやぁ…誰もいません…

やっぱり、レイルコリドーウォーキングのメインはブキティマから南エリアで、北エリアを歩いているのはよっぽどのモノ好きなのか…。

一応、道路の舗装はされていないもののウォーキング中に休めるベンチがあったりしたけど。

一般道路とコネクトされてる箇所もいくつか。

9時近くなってきた頃から、かなり暑くなってきます。

そして変わり映えのしない景色に飽きてきます。

川も綺麗じゃないし。

1本道で迷うこともないし、平坦な道だし…
ちょっと早めにスタートできたし…
体力的にはさほど辛くないけど、飽きたんです(´;ω;`)

1時間ほど歩いた頃でしょうか。
こんな案内板が!

「Kranji War Memorial」

だいぶ北まできた!

そして、Turf Clubの標識も見えてきた。
ゴールはもうすぐだ。

レイルコリドーからWoodlands RdとTurf Club Aveのジャンクションに出る手前に見えるこれは、MRTの高架です。

電車が通るまで待ちたかったけど、いつになるかわからないのでそのまま歩きました(^^;)

ウッドランズ”駅”まで歩きたくなった(決してマネしないでください)

もうゴールであるクランジ駅まですぐそこなんですが、なまじ体力に余裕があり歩いてきた景色もどこか物足りないのもあって、邪心が芽生えてきてしまいました…

「そうだ、南側はタンジョンパガー駅舎まで行ったことだし、北はウッドランズトレインチェックポイント(マレーシア行きの鉄道駅)まで行ったらおもしろいんじゃない?」

マップを見てみると、この先を歩いて行けるみたい。

という訳でクランジ駅方面ではなく、コーズウェイ方面に北上してしまった…。
この後激しく後悔します。

↑の写真ではまだエクササイズ中っぽい人がいますが、この後はめったに人に会いません…。

この辺りって、倉庫やら工場やらが多い地域で住宅や飲食店が全然ない。
普段は大型車がガンガン通るようなところじゃないかと思うけど、日曜なのでそれもなし…。

「やば…早いところゴールしたい…」とマップに導かれた通りに歩くこと20分。(半分まできたあたり)

あまりにショックで写真も撮り忘れたのですが、ストビュー見てください。

閉ざされた青い門の先に、トレインチェックポイントへの道が続いているんです…。
ちなみにここが通れなかったら他に道はなく、先ほどのジャンクションまで戻らないとクランジ駅にもトレインチェックポイントにも行くことはできません。

という訳でまた20分かけてジャンクションまで戻りました(´;ω;`)

あの青い門の先なんですが、おそらく私有地(出稼ぎ労働者の宿舎)なんですよね。
もしかしたら平日は開いてるのかも知れないけど…
ここのエリア自体が普通に歩いている人が少ないし独特の雰囲気なので、ここを通ってトレインチェックポイントに行こうとするのはやめた方がいいと思います。(そんな人いないか…ハハハ…泣)

ようやくWoodlandsゴール

先ほどのジャンクションまで戻ったら、クランジ駅方面へ向かう。

すると、一般道と別に再びトレイルが現れます。

これが、レイルコリドーのゴールまでの道。

そして… GOOOOOOOOAAAAAAL!

このように踏切型案内板が現れます。こちらが正式なゴールです!

タンジョンパガーからのマレー鉄道廃線跡21.8kmを歩き終えました!
(余計な3kmの歩行がありましたが)

もう頭クラクラ汗ビショビショ、喉もカラカラです。

ゴールの目の前がクランジ駅になっているので、そちらへ移動。

歩道橋の上から、先ほどのゴールが見えます。

例によってクランジ駅トイレをお借りしてTシャツを着替えました。

ご参考に、歩いたところ全部つなぐとこうなります。

(距離、ルートは若干誤差アリ)

マレー鉄道廃線跡全行程を終えて

ええと、まず初めに言いたいのは「もうやりません」(笑)

楽しかったのは南側(タンジョンパガー~ブキティマ)だけだなぁ…
舗装されているし、ブキティマ駅舎みたいなアトラクションとかあったり一般道へ出てすぐにホーカーに行けたり。あと、たまに線路が残っていて鉄道を感じられる場所もいくつかある。北側は、ひたすら1本道歩くだけ…って感じでした。

今後、北側がトレイルとしての整備が完了しないうちはブキティマ…せいぜいヒルビューくらいまでのウォーキングにしておきます。

まぁでも、今回目標達成できたので、めでたしめでたし…。

廃線跡ウォークの関連記事

・レイルコリドーのアクセスポイントや工事による通行止め等は公式サイトをご参照ください。
Rail Corridor (nparks.gov.sg)

本ブログ中の廃線跡ウォークレポです。

2023年①:ブキティマからブキパンジャン

2022年①:ブキティマからコモンウェルス

2022年②:コモンウェルスからタンジョンパガー

2014年:ブオナヴィスタからブキティマ鉄橋

2017年:ブキティマ鉄橋からヒルビュー

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